2017年11月23日木曜日

竹川美奈子さん新刊 感想。夫婦で貯まる仕組みづくり


こんにちは。ひとりです。

祝日(勤労感謝の日)の今日、私は朝から図書館で勉強をしていました。勉強の合間には、昨日投稿した本「貯金ゼロ・知識ゼロ・忍耐力ゼロからの とってもやさしいお金のふやし方」を読み終えましたので感想をご紹介します。

竹川美奈子さん新刊


投資一辺倒から、保証や年金、夫婦のお金の貯め方まで


「貯金ゼロ・知識ゼロ・忍耐力ゼロからの とってもやさしいお金のふやし方」の著書は竹川美奈子さんです。

竹川さんといえばイデコ(iDeCo)や、つみたてNISAを紹介する雑誌や新聞の記事に最近よく登場されていますのでご存じの方も多いと思います。私も竹川さんの書籍を複数購入しており、竹川さんが講師の1人を務めるセミナーにも参加しました。

「貯金ゼロ・知識ゼロ・忍耐力ゼロからの とってもやさしいお金のふやし方」はその竹川さんの新刊で、お金の増やし方をテーマにしたものです。タイトルからも読み取れるように、今回の本には投資信託の文字が入っていません。

前回の投稿にも書きましたが、投資信託をテーマにした本を複数冊書くと、内容に少なからず重複する箇所が見られます。

2017/11/22
竹川美奈子さん新刊。受け身から、掘り下げる知識へ
竹川美奈子さん新刊「貯金ゼロ・知識ゼロ・忍耐力ゼロからの とってもやさしいお金のふやし方」を購入しました。複数冊で投資をテーマに長期や分散などを語ると、内容に重複が出てしまうのは仕様がないことなのでしょうか。

投資信託はお金を増やすための大事なキーワードですのでもちろん今回の本でも紹介されていますが、従来の投資がメインのものから、保証や年金、夫婦のお金の貯め方まで、よりお金の増やし方を包括した内容になっています。

本は6章からの構成です。
  • 【第1章】 ゼロからはじめる資産形成
  • 【第2章】 お金は3ステップで考える
  • 【第3章】 お金がたまる「しくみ」をつくろう!
  • 【第4章】 投資用のポケットを加えよう
  • 【第5章】 有利な制度は積極的に活用する!
  • 【第6章】 記録・定点観測する!

下記のセミナーと一部内容が重なります。大事なことは繰り返し伝えることが必要ですね。

2017.4.17
FROGGY LIVE – あなたのお金をカエル授業 – / 竹川 美奈子



夫婦のお金管理は「生活用のポケット」をひとつに


私が気になったのは、第3章『お金が貯まる「しくみ」をつくろう! 』。その中の「結婚している場合は、生活用のポケットをひとつに」です。

本では夫婦共通で使える生活用のポケット、つまり共有の預金口座をつくることを仕組みの1つとして勧めています。夫婦のお金の管理は他にもあり、2人とも働いているのか、また片方が専業で家事をこなしているのかによっても変わってきます。

ここでは、夫婦の共有口座をつくることを含めて4種類の方法をご紹介します。

1)夫の給与をすべて妻が管理
夫の給与が振り込まれる口座を妻が管理している。夫の出費はカードを使い、妻が明細をチェックするケースが多い。

2)夫の給与をすべて夫が管理
収入も支出も貯金も夫が管理し、月々の生活費を現金で妻に渡している。妻はカードも使えるが、明細は夫がチェックする。

3)共働きの片方が配偶者の口座に拠出
例えば妻が収入の一部を、生活費として夫の口座に振り込み、夫が家計をやりくりするケース。負担比率は夫婦による。

4)共働き夫婦がそれぞれ拠出、管理
夫婦が共通の口座に決まった金額を振り込んだり、食費や家賃など項目ごとに分担したり。貯蓄や小遣いは各自が管理。


開示できないのは、万一の時の要らぬ心配が原因かも


(4)番目は竹川さんがお勧めされていたものです。何れにせよ、どちらか片方が家計を管理し、一方が無関心ではお金が貯まる仕組みはつくれません。

互いの懐事情を探るようにお金で相手を制する、制されるという関係よりも、夫婦で協力するほうが賢いのは間違いないですね。

夫婦間でお金をオープンにするのを嫌がるのはよく聞きますが、もしかするとそれは、万一別れた時のお金の分け方というように、要らぬ心配が先にくるのが原因かもしれません。

いずれにせよ、もともと他人だった者同士、金銭感覚の異なる者同士が一緒に生活する上で、喧嘩しないわけがありません。喧嘩をしながらも、互いに譲り合っていくしかないのでしょうね。ひとり身の私にとっては、余計な心配でしかないですが。


※ 追記(2018/1/23)

ダ・ヴィンチニュースに書籍の紹介記事が掲載されています。
100円からでも大丈夫。不安な時代に『貯金ゼロ・知識ゼロ・忍耐力ゼロからの とってもやさしいお金のふやし方』