検索キーワード「河合ゼミナー」に一致する投稿を関連性の高い順に表示しています。 日付順 すべての投稿を表示
検索キーワード「河合ゼミナー」に一致する投稿を関連性の高い順に表示しています。 日付順 すべての投稿を表示

2018年5月19日土曜日

最高益を予想する企業が、1番多く所属する部門はどこか


こんばんは。ひとりです。

日本取引所グループとカブドットコム証券が共催する株式セミナーが18日、大阪証券取引所ビルで開催されました。

5月18日(金)18:30~20:00
「河合ゼミナー 投資ストラテジー塾」(JPX・カブドットコム証券 共催)
講師:河合達憲さん(カブドットコム証券 投資ストラテジスト)


外貨預金を始めてから、円相場が妙に目に入ってくるように


私は外貨預金(米ドル)を今週から始めました。米国ETFを積立購入するためです。不思議なもので外貨預金を始めてから、円相場の情報が妙に目に入ってくるようになりました。

例えば2019年3月期の期初予想では、外需系企業が算定に用いる為替の想定レートが注視されます。「市場推計では為替が円高方向に1円動くと約0.6%の減益をもたらす」と河合さん。(ダイヤモンドZAi 2018年6月1日号)

今回のセミナーでもトヨタ自動車の想定為替レートの話題が出ました。トヨタ自動車や日産自動車、ホンダなどは1ドル=105円を想定しています。

またセミナー冒頭の銘柄研究で挙がった4銘柄のうちの1つ、日立製作所もまた105円を想定しており、為替が1円動いた際の、営業利益に与える影響は対ドルで30億円といいます。

前期比で差損が発生する見通しですが、中期経営計画の目標である2019年3月期の営業利益率8%を視野に入れています。円高が極端に進行しなければ業績の上振れ余地も期待できそうです。


最高益を予想する企業が1番多く所属する部門はどこか


2019年3月期の期初予想が発表されるこの時期だからこそ、着目できる情報があります。

増益企業の中で、最高益を予想する企業が約半数あります。最高益を予想する個別銘柄を追うのは最適解ですが、最高益を予想する企業が1番多く所属する部門を調べて、その部門に所属する銘柄に投資するのも1つです。

最高益を予想する企業が多い部門ほど、その部門に属するほかの個別銘柄も底上げが期待できるからです。

河合ゼミナーを受講するのは今回で4回目です。前回4月のセミナーは、応募者多数のため受講できませんでした。

河合ゼミのフェイスブックページによると、セミナー終了後の翌月曜日にはJPXのウェブサイトに次月のセミナー申込みが掲載されるようです。

これまで受講した河合ゼミの感想を投稿しています。
・ブログ内を検索「河合ゼミナー」

2018年6月23日土曜日

株高、株安。結論ありきの投資は、損失に結びつくことも


こんばんは。ひとりです。

日本取引所グループとカブドットコム証券が共催する株式セミナーに22日、参加しました。

6月22日(金)18:30~20:00
「河合ゼミナー 投資ストラテジー塾」(JPX・カブドットコム証券 共催)
講師:河合達憲さん(カブドットコム証券 投資ストラテジスト)


株高、株安。結論ありきの投資は誤り


今回のセミナーで印象に残った内容は、結論ありきの投資は誤りという点です。「株高」「株安」という結論ありきで、その結論に誘導するために事実を論うのではなく、事実を見定めたうえで、株高になるのか、もしくは株安になるのかという結論を導くというものです。

この話題を聞いたとき、「5つのなぜ」が頭に浮かびました。「5つのなぜ」は問題の根本(ここでいう結論)に迫るための有効な考え方です。

ある事実に対して、「なぜ?」と問いかけ、その理由に対して、再び「なぜ?」と問いかけます。これを5回繰り返すことで、株価変動の本質が浮き彫りになり、投資判断ができるというものです。

例えば、
・日経平均株価が下がっているのは、米中貿易摩擦の懸念から
→  米中貿易摩擦への懸念が、日経平均株価を下げている? それはなぜ?

・キッコーマンの株価上昇は、大豆の取引価格が下落しているから
→  大豆取引価格の下落が、キッコーマンの株価上昇の原因? それはなぜ?
など

株価の変動はもちろん、1つの要因に限られたことではなく、また事実とは対面に存在する投資家の思惑で変動することがあります。

5つのなぜは、株式投資における決定的な答えを導くためのものでなく、投資姿勢を、考え方を学ぶため、身につけるためのものだと思います。

その点で河合ゼミナーを振り返ると、例えばセミナー内で推奨される銘柄を何も考えずに売買するのではなく、なぜその銘柄が推奨されたのかに考えが巡ります。その考えに納得できないのであれば、推奨された銘柄は参考程度に聞き流しておけば良いだけです。投資は自己判断、自己責任ですから。

私にとって河合ゼミナーは、投資の考え方を学ぶ場になっています。なぜ損益につながるのか、裏付けをもとに、自分で考えようとする癖がつきます。


河合さんのマーケットリポートが、日本経済新聞の特設ページに掲載されています。図表を交えて、2,800字程でしょうか。

マーケットリポート
・「投資戦略の基本は“森と木の長短使い分け”」
河合達憲氏(カブドットコム証券 投資ストラテジスト)

・マザーズ投資の魅力|日本経済新聞 電子版特集
日本の将来を担う成長企業が集まる新興市場「マザーズ」。マーケットの傾向や魅力、「東証マザーズ指数先物」を活用した投資戦略を紹介する。

2018年1月20日土曜日

投資戦略セミナーに参加。カブドットコム 河合達憲氏


こんにちは。ひとりです。

日本取引所グループとカブドットコム証券が共催する株式セミナーが19日、大阪証券取引所ビルで開催されました。そのセミナーを受講しましたので感想をご紹介します。

1月19日(金)18:30~20:00
「河合ゼミナー 投資ストラテジー塾」(JPX・カブドットコム証券 共催)
講師:河合達憲さん(カブドットコム証券 投資ストラテジスト)


おおっぴらに投資やお金の話をする新鮮さ


カブドットコム証券の河合達憲さんがセミナーの講師を務められました。私は河合さんのセミナーを受講するのが初めてです。

河合さんのセミナーの常連、追っかけのような個人投資家の方が大勢いらっしゃるようで、開講前から顔見知りを見つけては投資談話が盛り上がっていました。

これまで私が受講してきたセミナーにはない雰囲気で、他人同士が顔を突き合わせて、おおっぴらに投資やお金の話をする場面が新鮮で、この雰囲気は嫌いではないです。機嫌よく話せるのは昨年の好市場、大発会から続く年初の上げ相場があってのことだとは思いますが。

参加者の年齢層は、いつもの東証セミナーに増して高い印象です。76名がセミナーに参加と発表がありましたが、部屋を見回したところ平均年齢は60歳前後といったところでしょうか。また年配の女性の姿もありました。

投資に興味を持つ、私と同年代の30歳前後が交流するようなセミナーはなかなかないですね。特に関西を始めとする地方ではなおさらです。


「きんゆう女子。」から広がるお金のこと


一方東京では「きんゆう女子。お金の学校」(TOE THE LINE Inc.)を始めとする投資未経験者の集まりが盛んです。朝日新聞デジタル&wでは集まりの様子を、月に1、2回の頻度で紹介しています。

最新の投稿は、確定申告がテーマです。
<21>確定申告のこと、分かりますか?(2018/1/12)
こんにちは。まりこさんと一緒に「きんゆう女子。」を運営しております、けいとです。今回は「確定申告」について書きたいと思います。 
インターネットで「確定申告」と検索してみると、国税庁のホームページにたどり着きました。“きんゆう女子。” メンバー向けのメールマガジンでアンケートをとったところ、40人中28人が確定申告をしたことがあるという回答でした。私も転職したときに一度だけ確定申告したことがあります。 
どこに収入を書けばいいのか、年金額はどう書くのかと迷ってしまい、とても時間がかかりました。まだまだハードルの高いイメージがありますが、メンバーは確定申告をどう感じているのか、聞いてみました。

きんゆう女子。お金の学校 - 朝日新聞デジタル&w

きんゆう女子。- 金融ワカラナイ女子のためのコミュニティ


「<+YOU特別編>女性のための資産運用セミナー」で日本全国を回るなど、日本取引所グループも取り組んではいるようですが、なにぶん開催回数を含めた内容の単発感が否めません。

セミナー・イベント情報 | 日本取引所グループ

セミナーを受講した人はそもそも投資に興味がある人で、投資を始めるきっかけにはなるかもしれませんが、継続して知識を得たり、経験を深めたりするその先の道筋がありません。

セミナー受講後の投資への興味、動機は自分で見つけて保つしかなく、証券口座を勢いで開設しても投資しなかったり、数ヶ月で興味を失ったりする人が多いのではないでしょうか。

2014年から始まったNISAがそうで、昨年11月30日時点の稼働口座率は61.7%です(日本証券業協会「NISA利用状況調査結果(主要証券会社10社)」)。比較する数字がないのでこの割合が高いか低いかは判断できませんが、事実として約39%が口座を開設しただけで終わっています。


誰がどんな立場でコメントしているか、情報咀嚼の視点の変化


セミナー中には隠語のように常連と思われる方との共通の話題が挙がっていましたが、よくよく調べてみるとカブドットコムのウェブサイト上で毎週火曜日、オンラインセミナーが開催されているようです。

河合さんのお名前や活動を、今回のセミナーを受講するまでは知りませんでした。受講するにあたって雑誌や新聞記事を見直してみると、いつも目を通している記事や媒体にも河合さんのコメントが。

これまでは、誰がコメントしているかよりも、どんな内容が掲載されているかに重点をおいていました。だから気にしなかったんですね。今回のセミナー受講をきっかけに、誰がどんな立場でコメントしているのか、そこまで読み取れればと情報咀嚼の視点が変わりました。


オンラインセミナーのバックナンバーが公開されています。
河合達憲「当面のストラテジー」|kabu.studio(R)(カブスタジオ)

2018年1月19日金曜日

東証セミナー。カブドットコム 河合達憲氏 投資戦略塾


こんにちは。ひとりです。

投資ストラテジーをテーマにしたセミナーが19日、大阪証券取引所ビルで開催されます。このセミナーは日本取引所グループとカブドットコム証券の共催で、カブドットコム証券の河合達憲さんが講師を務められます。ストラテジーとは、運用方法や戦略を意味します。

1月19日(金)18:30~20:00
「河合ゼミナー 投資ストラテジー塾」(JPX・カブドットコム証券 共催)
講師:河合達憲さん(カブドットコム証券 投資ストラテジスト)


雑誌や新聞でよく見かけるアナリストの1人


河合達憲さんは雑誌や新聞でもよくその名前を見かけます。例えば、ダイヤモンドZAiの巻頭企画「1ヶ月先の日本株大予測!」では、ネット証券4社(SBI証券、カブドットコム証券、松井証券、楽天証券経済研究所)のアナリストのうちの1人です。他にも日経速報ニュースや日経ヴェリタスで、最近の記事では例えば、ドレッシング買いの記事にコメントを出されています。

ドレッシング買いとは一体どのようなものか教えてください
日経ヴェリタス 2018年1月7日号

一部引用
ドレッシング買いとは、機関投資家がファンドの評価額をかさ上げするために、月末やファンドの決算期に保有株に買いを入れることを指します。着飾るという意味の英語「dressing」が名称の由来で、「お化粧買い」とも言われます。特に決算が集中する3月末や9月末、12月末での実施が多いとされます。

つまりファンドに組み込まれている株式を買うことで、ファンドの運用成績をあげようとするのです。「個別株や上場投資信託(ETF)などの株価を上げたいファンド運用者が行うことが多い」(カブドットコム証券の河合達憲氏)といいます。

資産運用術や投資戦略について、雑誌や新聞では得られないような情報が聞けるでしょうか。楽しみです。


※ 追記(2018/1/20)
受講後の感想を投稿しました。
投資戦略セミナーに参加。カブドットコム 河合達憲氏

2018年2月18日日曜日

東証セミナーに参加。株価下落時に投資家が行う3つのこと


こんにちは。ひとりです。

日本取引所グループとカブドットコム証券が共催する株式セミナーが16日、大阪証券取引所ビルで開催されました。そのセミナーを受講しましたので感想をご紹介します。

2月16日(金)18:30~20:00
「河合ゼミナー 投資ストラテジー塾」(JPX・カブドットコム証券 共催)
講師:河合達憲さん(カブドットコム証券 投資ストラテジスト)


株価下落時に投資家が行う3つのポイント


河合ゼミナーへの出席は前回を含めて2回目です。初めて参加した際には出席者が、雑談感覚でおおっぴらに投資やお金の話をする場面が新鮮でした。その雰囲気は今回も変わりません。

前回の投稿です。
2018/1/20
投資戦略セミナーに参加。カブドットコム 河合達憲氏

日経平均の2月に入ってからの下げから話題が広がり、今回の下げを中長期のチャートと照らし合わせて解説されました。またこのような時に投資家が行う3つのポイントを紹介されています。
  1. 現状分析/日経平均が何%下がったのか、事実を確認する
  2. 理由・背景/日経平均がなぜ下がったのか、その理由を確認する
  3. 未来予測/日経平均が回復するまでに要する時間を、過去の事例を参考に予測する
その上で、
  • 投資可否を判断、実行する(投資するのか、もう1段の下げを予測して待つのかなど)

私は投資経験が浅いために、投資成果に結びつくような分析がまだできませんが、そんな人の参考になる方法も紹介されています。それがアクティブ系ファンドの動きを大量保有報告書で確認することです。


大量保有報告書で、アクティブ系ファンドの投資銘柄を確認


アクティブ系ファンドの動きを参考にする投資方法は以前、投資信託の組入上位銘柄を参考にする投稿でも紹介しました。

2017/12/9
銘柄選別の秘訣。投資信託の組入上位銘柄を参考に

アクティブ系ファンドの動きを参考にするもう一つの方法が、日経平均が大きく下げた今回のようなタイミングで、アクティブ系ファンドが買い増した銘柄、もしくは新規に保有し始めた銘柄を確認することです。その判断基準になるのが、大量保有報告書です。


日経ヴェリタスにも大量保有報告書のページがあり、私も毎週チェックしています。例えば「ひふみ投信」で有名な、レオス・キャピタルワークスが大量保有報告書を提出すると、翌週にはその銘柄の株価が上がることがよくあります。レオス・キャピタルワークスの投資銘柄に、個人投資家が追随していると想像できます。

上場株式等を、5%を超えて保有する場合に大量保有報告書の提出が必要です。また大量保有者となった日から5営業日以内に提出しなければいけません。大量保有報告書はインターネットで検索すると速報が得られます。ぜひ参考にご覧ください。

大量保有報告書 - Google 検索

ちなみに今回のセミナーで名前が挙がった銘柄の1つが、大量保有報告書に掲載されています。買うかどうかは別にして、その銘柄の株価が今後どうなるのか追っていきたいと思います。

2018年6月22日金曜日

天災と市場動向の関係は。不謹慎ではなく、事実を知りたい


こんにちは。ひとりです。

日経平均株価は22日、前日比176円21銭(0.78%)安の2万2516円83銭でした。下げ幅が一時、280円に迫る場面がありましたが、下値支持水準とみられる2万2300円台半ば(13週移動平均近辺)では押し目買いが入り、下げ留まりました。

下げた要因の1つは、製造業景況指数(6月)が前月から急低下したことです。米フィラデルフィア連銀が21日、発表しました。

また石油輸出国機構(OPEC)総会の結果を見極めようとする投資家の買い控えがあったようです。


事実として、天災と市場動向の関係が知りたい


日本取引所グループとカブドットコム証券が共催する株式セミナーが今晩、大阪証券取引所ビルで開催されます。

6月22日(金)18:30~20:00
「河合ゼミナー 投資ストラテジー塾」(JPX・カブドットコム証券 共催)
講師:河合達憲さん(カブドットコム証券 投資ストラテジスト)

前月(5月18日)のセミナーでは、最高益を予想する企業が一番多く所属する部門へ投資する件(くだり)が印象的でした。

最高益を予想する企業が1番多く所属する部門を調べて、その部門に所属する銘柄に投資するのも1つです。最高益を予想する企業が多い部門ほど、その部門に属するほかの個別銘柄も底上げが期待できるからです。

今晩は恐らく、地震絡みの話題が挙がるかと思います。

大阪府北部で18日に発生した地震。当日の日経平均株価は一時、250円ほど下落しました。下落の主因は米中貿易摩擦への懸念ですが、関西地盤の銘柄にも売りが目立ちました。

  • クボタ(6326)- 4.4%
  • シャープ(6753)- 3.9%
  • 大ガス(9532)- 3.2%
  • パナソニック(6752)- 2.9%
  • 関西電(9503)- 1.2%
  • JR西日本(9021)- 1.2%
  • 阪急阪神(9042)- 0.9%

地震と儲けを絡めるのは不謹慎という見方ではなく、事実として天災と市場動向の関係が知りたいと思います。

河合さんは18日の地震発生時、大阪の大学で講義をするために駅へ向かう最中だったとか。JRや私鉄などの交通機関は、地震発生直後から同日夜間まで運休し、街の混乱ぶりに「1995年に発生した阪神大震災の情景がかぶった」といいます。(日経速報ニュース 2018年6月18日)

・ブログ内を検索「河合ゼミナー」

2018年3月17日土曜日

資金を減らさず次につなげる、損切りに必要な2つの視点


こんにちは。ひとりです。

日本取引所グループとカブドットコム証券が共催する株式セミナーが16日、大阪証券取引所ビルで開催されました。そのセミナーを受講しましたので感想をご紹介します。

3月16日(金)18:30~20:00
「河合ゼミナー 投資ストラテジー塾」(JPX・カブドットコム証券 共催)
講師:河合達憲さん(カブドットコム証券 投資ストラテジスト)


学びを深めるきっかけがあるセミナー


河合ゼミナーを受講するのは今回で3回目です。株式投資や経済について毎回、学びを深めるきっかけがあります。参加回数を重ねるごとに、セミナーのなかで挙がったキーワードや話題を自宅で調べることが増えています。

前回のセミナーは例えば、2月頭の大きな下落を受けての話題でした。

2018/2/18
東証セミナーに参加。株価下落時に投資家が行う3つのこと
株価下落時に投資家が行う3つのポイント。日本取引所グループとカブドットコム証券が共催する株式セミナーが16日、大阪証券取引所ビルで開催されました。日経平均の2月に入ってからの下げから話題が広がり、またこのような時に投資家が行う3つのポイントを紹介されています。

今回は、ロスカット(損切り)の重要性とそのロジックです。


ロスカット(損切り)で必要な2つの視点


株式投資を長く続けていると、ロスカットが必要な場面に必ず出くわします。その時に2つの視点を持って、行動できるかどうかです。

ロスカットの視点は2つあります。
  1. 資金をこれ以上減らさないため
  2. 資金を次の投資につなげるため

1)の視点しか持たない人はロスカットを避けることが多いです。含み損のまま持ち続けている限りは、損していないのですから。

含み損のまま持ち続けることで、いずれは買値にまで戻すことがあるかもしれません。また買い増し(ナンピン)することで、買値を下げて戻りを待つこともできます。どちらにしても期待でしかなく、不確実です。

2)の視点をあわせ持つことで、ロスカットに建設的な意味が生まれます。具体的な数字を挙げると分かりやすいです。

例1)10%下落でロスカットした場合
買値3,600円(100株で36万円)のA銘柄を10%下落でロスカットした場合、資金は32万4,000円(-36,000円)になります。

この資金でB銘柄を購入して、買値から10%上昇した場合、35万6,400円になります。また20%上昇した場合は、38万8,800円になります。

資金の推移
  • 元本 36万円
  • A株を10%下落で損切り 32万4,000円(元本比-36,000円)
  • B株を10%上昇で利確 35万6,400円(元本比-3,600円)
  • B株を20%上昇で利確 38万8,800円(元本比28,800円)

例2)20%下落でロスカットした場合
買値3,600円(100株で36万円)のA銘柄を20%下落でロスカットした場合、資金は28万8,000円(-72,000円)になります。

この資金でB銘柄を購入して、買値から10%上昇した場合、31万6,800円になります。また20%上昇した場合は、34万5,600円になります。

資金の推移
  • 元本 36万円
  • A株を20%下落で損切り 28万8,000円(元本比-72,000円)
  • B株を10%上昇で利確 31万6,800円(元本比-43,200円)
  • B株を20%上昇で利確 34万5,600円(元本比-14,400円)

買値から10%の下落でロスカットした場合、ほかの銘柄で10%の上昇に乗れば元本をほぼ取り戻せます。一方、買値から20%の下落でロスカットした場合、ほかの銘柄に乗り換えて20%上昇で利確してもまだ元本にはとどきません。またそう簡単に20%上昇する銘柄を見つけることはできません。

資金を次の投資につなげるためにロスカットする大切さが分かります。株式投資は、絶対儲かりますし、絶対に損します。勝った、負けたの回数ではなく、その比率に目を向けることで、株式取引の方法が変わるのではないでしょうか。

また銘柄一律でロスカットの比率を決めるのではなく、市場背景や銘柄の業績を考慮することも忘れてはいけませんね。

2019年3月16日土曜日

来週の日経平均株価は。米国債10年の下落が気になるところ


こんばんは。ひとりです。

日本取引所グループ(JPX)、カブドットコム証券共催のセミナーが15日、大阪で開催されました。

3月15日(金)
・河合ゼミナー 投資ストラテジー塾

セミナーは2015年12月から毎月開催されており、今回で44回目を迎えます。


米国債10年の下落が気になるところ


私の持ち株は今週に入り堅調で、今年一番の成績で金曜日を終えています。一方で、懸念材料の一つとして3月に入っての米国債10年の下落を、本セミナーで指摘されています。

3月に入っての米国債10年の下落は、今年1月中旬から月末の動きと似ています。日経平均株価はその時期、2万1000円を超えずに2万0600円〜2万0800円辺りを上がりも下がりもせずに推移しています。

現在の日経平均株価(2万1450円85銭)と1月中旬頃のそれを比較すると、600円〜700 円の開きがあります。

米国債10年を軸に考えると、来週、再来週の日経平均株価の下げが気になるところです。もちろん日経平均株価が今週のように上昇すれば良いですが、念のため私はプットオプションの買いを、先週末に仕込んでいます。


大学4年間の金融学を10時間でざっと学ぶ


金融の基本を学ぶために、図書館で今日この本を借りてきました。

  • 大学4年間の金融学が10時間でざっと学べる

ほかにこの5冊を。

  • 図でわかる経済学
  • 没落の東京マーケット 衰退の先に見えるもの

  • 知の果てへの旅
科学はかつて不可能だと思われたことを可能にし、多くの謎を解明してきた。知の探究の最先端で今、何が問われているのか。ビッグバンの前に何があったのか。コンピューターは意識を持ちえるか。未来は予測可能か。科学の力をもってしても知りえないことは、はたして存在するのか。『素数の音楽』の著者による人間の知の限界への挑戦。

  • 「ROEって何?」という人のための経営指標の教科書
  • 坊っちゃん文学賞作品集 1988 - 2017